3種類のRaspberry Pi OSについて、初心者の方向けに図解してみました。
Raspberry Pi OSのダウンロードページには、3種類のダウンロードリンクがあります。
ダウンロードできるのは、こちらの3種類です。
- Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop and recommended software
- Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop
- Raspberry Pi OS (32-bit) Lite
これらは、どういう違いがあるのでしょうか?
Desktop版
Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop(便宜上、Desktop版と呼びます)は、画面につないでパソコンのように使えるバージョンです。 ブラウザーなど基本的なソフトウェアが入っていて、インストールしてすぐにYouTubeなども見られるようになっています。
インストール直後の起動画面は、このようになります。
ダウンロードサイズは1GBちょっとです。GUIアプリの開発などにも便利です。
Full版
Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop and recommended software(Full版と呼びます)は、 Desktop版に加えていろんなおすすめソフトがインストール済のバージョンになります。 おすすめアプリは主に教育用プログラミング環境やオフィスソフトのLibreOffice、マインクラフトなどのゲームになります。 ダウンロードサイズも2.5GBほどあり、大きいですね。
詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
まあ、ソフトウェアは後で必要なものを自由に簡単にインストールできるので、普通の方はDesktop版でいいのではないかとも思いますが…。
Lite版
最後のRaspberry Pi OS (32-bit) Lite(Lite版と呼びます)は、GUIのないバージョンです。 黒い画面に文字が大量に並んでいて、キーボードでカタカタ操作するやつです。 もちろん画面やキーボードを繋いで黒い画面を使うこともできますが、WiFi経由でログインして使うのが便利でしょう。
最低限のソフトウェアのみインストールされており、サーバー的に使うのに便利です。 センサーの値をモニターしたいとか、監視カメラにしたいなど、各種DIY用途にもピッタリです。
ダウンロードサイズは0.5GB以下で、この中では最小です。 とはいえ、ある程度便利に使えるよう様々なソフトウェアがついてきており、まあまあのサイズがあります。
ほかの選択肢
さらに小さいサイズのものが欲しければ、例えばAlpine Linuxなどはダウンロードサイズが100MBを切るものもあります。
その他、Ubuntuをはじめ、様々なOSがRaspberry Piに対応しています。 慣れた方は、ぜひ好きなOSを入れて遊んでみましょう。