おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様!
家に帰ったらこんな風に話しかけられたらうれしいですよね🥰 せっかくRaspberry Piがあるので、Raspberry Piにしゃべらせてみましょう。
セットアップ
以前の記事でスピーカーの使い方を紹介しています。
こちらの記事で、Python + FFmpeg + pydubを使ってPythonからMP3ファイルの再生ができる環境を構築していますので、そちらをセットアップしておいてください。pydubを使って再生してみます。
音声合成
gTTS
いろんな音声合成エンジンがありますが、今回は次のものを使ってみます。
Google翻訳の読み上げ機能を使って、Raspberry Piにしゃべらせるライブラリです。
こんな使い方をしていいのか?🤔ちょっと疑問ではありますが、試しに少し使うだけならそれほど問題ないのでしょう。
Google翻訳を使うので、使用時にインターネットに接続されている必要があります。
Raspberry Piには次のようにしてインストールします。
$ pip3 install gtts
コマンドで音声合成
早速音声合成してみましょう。~/.local/bin/gtts-cli
というツールがインストールされていますので、これで試してみましょう。
$ ~/.local/bin/gtts-cli -l ja -o out.mp3 "おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様" $ mpg321 out.mp3
お帰りのあいさつをしてくれました😊
Pythonプログラムから音声合成
Pythonのプログラムから合成する場合は、次のようにします。
from gtts import gTTS from pydub import AudioSegment from pydub.playback import play tts = gTTS("おかえりなさいませ、ご主人様、お嬢様", lang="ja") tts.save("out.mp3") sound = AudioSegment.from_mp3("out.mp3") play(sound)
これをokaeri.py
というファイル名で保存し、実行します。
$ python3 okaeri.py
おなじようにお帰りのあいさつをしてくれましたね👌
Google翻訳がベースなので、いろんな言語に対応しています。 音声合成するたびにGoogle翻訳にアクセスしにいくので、使い過ぎないよう、ちょっとだけの利用にとどめてくださいね。
照度センサーやドアセンサーなどと組み合わせると、帰宅を検知してしゃべらせることもできます。便利に活用しましょう!☺️